蓮見恭子

ワイルドピッチ

高知・海晃学院高校は野球の名門校として知られ、三年生のピッチャー・高橋武蔵はマスコミからも注目されていた。だが、武蔵は肘を痛めているなかでの甲子園出場だった。そのころ、過去に起きた野球部内の不祥事が明るみに出そうになる。武蔵は告発文書の送り主を捜そうと、苛めの被害者である二年生の部員・鈴川大樹の母親に会いに上京する。一方、東京・八丈島付近では、スーツケースに押し込められていた身元不明の死体が発見される。そこには新たな謎が...。注目の新鋭作家が挑んだスポーツ&社会派サスペンス。

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