近藤史恵

薔薇を拒む (講談社文庫)

施設で育った博人は進学の援助を条件に、同い年の樋野と山奥の洋館に住み込みで働き始める。深窓の令嬢である小夜をめぐり、ふたりの想いは交錯する。洋館に関わる人物の死体が発見され、今まで隠されていた秘密が明るみに出た時、さらなる悲劇が―。気鋭の作家が放つ、最終行は、読む者の脳を揺さぶり続ける。凄絶な青春ミステリー!

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