森村誠一

魔性の群像 (祥伝社文庫)

牧原藤子がようやく手に入れた一戸建てのわが家。だが、思わぬ不幸が近所に潜んでいた。親切なお向かいの夫人は実はゴミ袋を覗くほどの詮索好き、両隣からは大音量のプロレス中継に猫よけの異臭...。終の栖となるはずだったのに、ひと癖もふた癖もある人たちに取り囲まれていたのだ。やがて藤子を悲劇が襲う!さまざまな日常のストレスが生む恐怖とは?―。

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