大江健三郎

核時代の想像力 (新潮選書)

『万延元年のフットボール』を書きあげた小説家は、1968年、意欲的な連続講演をおこなった。文学とはなにかを問い、沖縄とアメリカを考え、映画と明治百年と犯罪を論じ、往生要集やヌーボー・ロマン、そして核時代の生き方をめぐって語り続けた。今こそ鮮明な11のメッセージに、2007年の新たなエピローグを付す。

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