木地雅映子

あたたかい水の出るところ (光文社文庫)

大島柚子は、近所の銭湯「松の湯」が大好きな十七歳。家族には問題アリ、将来はまだ見えず。いろいろ不安はあるけど、現実感はない。お湯さえあれば幸せだ。そんな柚子が、松の湯に通う大学生・福一と出会う。反発しつつ、どこか気になる。これってもしかして恋―?どこかおかしな男女が出会い、やがて最強の人生を歩き出す。お湯が引き起こす幸せな奇跡の物語。

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