江上剛

瓦礫の中のレストラン (講談社文庫)

戦争が終わり、すべてが瓦礫と化した街。復員した丑松の脳裏に浮かんだのは「食堂の社長になりたい」という戦死した幼なじみが語った夢だった。大阪の闇市に向かった丑松は、戦争孤児や戦友とともに無一文から商売を始める。「皆が腹一杯になる世の中に」。復興を支えた「戦う男」の物語。

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