川上健一

渾身 (集英社文庫)

坂本多美子は夫の英明と、まだ「お母ちゃん」とは呼んでくれないが、前妻の娘である5歳の琴世と幸せに暮らしていた。隠岐島一番の古典相撲大会。夜を徹して行われた大会もすでに昼過ぎ。いよいよ結びの大一番。最高位の正三役大関に選ばれた英明は、地区の名誉と家族への思いを賭け、土俵に上がる。息詰まる世紀の大熱戦、勝負の行方やいかに!?型破りのスポーツ小説にして、感動の家族小説。

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