谷瑞恵

魔女の結婚 (魔女の結婚シリーズ) (コバルト文庫)

人を呪って生きてきた、黒魔術師である自分が、守るべき者を不幸にしなくてすむ方法があるとすれば、離れるしかない。マティアスは、エレインを残し出発した。ところが、別れを惜しむエレインは馬車の荷に隠れてついてきてしまう。二人が着いた先は、古い城下町。そこで城主から相談を受ける。あるはずのない風景を映し出すという噂がたえない泉で、娘が消えてしまったというのだ。

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