俵万智

ちいさな言葉 (岩波現代文庫)

幼い子どもが一つひとつ言葉を覚え、使うようになる道のり―それは徴笑ましいだけでなく、日本語の不思議や面白さを照らしだしてもくれる。『サラダ記念日』で広く知られる歌人は、シングルマザーとして、いとしい息子の興味深い表現や発想を受けとめながら、言葉のキャッチボールを堪能中。その至福の時間を、柔らかな感性と思考でつづる。あらたに「木馬の時間」三十六篇を増補した。

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