本城雅人

希望の獅子

1981年、横濱。獅子として舞う3人の高校生がいた。ならず者の志龍、抜群の運動神経を持つ亮仔、度胸のある将一。彼らは中華街を縦横無尽に駆け、悪さをし、恋をした。2012年、横濱。31年間消息不明だった男が、死体となって発見された。被害者の渾名は亮仔。神奈川県警の山下は、加賀町署のベテラン刑事、樋口と組み捜査する。最後に彼を目撃したのは、獅子舞を演じる高校生だった。

最初の感想を投稿しよう。