小林泰三

世界城 (日経文芸文庫)

一家団欒に突然飛び込んできた少女は、「城」の外に出て行くと言う。「城」の外に「世界」などないのに。物々交換でささやかな日々を送る村で少女が産み落とした赤ん坊は、ジュチと名づけられ、村人全員によって育てられた。11歳となったジュチは大きな使命を持って外へと踏み出すのだが...。作家生活20周年、著者初の本格冒険ファンタジー、ついに登場!

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