小林泰三

密室・殺人 (創元推理文庫)

私立探偵・四里川陣と助手の四ツ谷礼子のもとを訪れた依頼人は「息子の殺人容疑を晴らしてほしい」と泣きついた。事件の起きた亜細山に向かう礼子だが、電車で乗り合わせた老人は山にまつわる怨霊伝説を語る。礼子を悩ます、「密室殺人」ならぬ「密室」&「殺人」の謎。さらには、彼女の心に眠るおぞましい記憶が覚醒し、増幅していく...。絶妙のバランスでちりばめられたユーモアとサスペンス、どんな想像をも裏切る結末。ホラー界の気鋭が放つ異色ミステリ。

最初の感想を投稿しよう。