小林泰三

忌憶 (角川ホラー文庫)

何をやってもうまくいかず、悲惨な生活を送る直人は、幼い頃よく見た夢の中を彷徨う。直人の恋人・博美は、腹話術に盲執する男の姿に幻惑される。直人の親友・二吉は、記憶障害となり人生の断片をノートに綴る...。彼らの忌まわしき体験は、どこまでが現実で、どこまでが幻想なのか。読者を狂気の世界へと誘う禁忌の三重奏...。著者初の連作ホラー。

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