黒川創

もどろき

祖父の営んでいた京の米屋の店先で、みずから命を絶った父―。「もどろきさん」、京都と滋賀県境の還来神社をめぐって、祖父・父・私、三代の記憶と現在が交錯する。さまざまな時代を生きた人びとの、語られなかった言葉、「デッド・レター」の行方は。

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