古処誠二

アンノウン (文春文庫)

自衛隊は隊員に存在意義を見失わせる「軍隊」だった。訓練の意味は何か。組織の目標は何か。誰もが越えねばならないその壁を前にしていた一人の若い隊員は、隊長室から発見された盗聴器に初めて明確な「敵」を実感する...。自衛隊という閉鎖空間をユーモラスに描き第14回メフィスト賞を受賞したデビュー作。

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