知野みさき

妖国の剣士 (ハルキ文庫)

幼い頃に弟を拐われた黒川夏野は、女だてらに妖かしと戦う剣の腕を磨いていた。そして安良国の都・晃瑠への一人旅の途中、社に封印されていた妖かしの片目を取り込んでしまう。一方、幼児誘拐が頻発する晃瑠に、奇妙な二人組が現れる。一人は安良国最強の剣士と謳われる鷺沢恭一郎。もう一人は片言しか話せない奇妙な少年・蒼太。弟の行方を探す夏野が、妖かしに追われる二人と出会い、物語が始まる...。和風ファンタジーに新たな歴史を刻む傑作登場。第4回角川春樹小説賞受賞作。

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