村上龍

音楽の海岸 (講談社文庫)

情報も知識も、コードも必要がない。何かがからだの中で開く、物質としての音楽がある―。きれいな女たちを提供して快楽ビジネスに生きるケンジは「死」を写す映像作家の抹殺を依頼される。巧妙に仕組まれた陰謀の末、彼の裡に真の音楽が聞こえてくる。官能と覚醒の果てに描き上げた神無き世代の聖書。

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