清水幾太郎

倫理学ノート (講談社学術文庫)

ケインズ、ロレンス、ムアたちに代表される20世紀前半以来の英語圏倫理学の伝統―。その“欺瞞”に異を唱える著者は、メタ倫理学や新厚生経済学の不毛を断罪し、自然の弁証法を通して「新しい時代の功利主義」を提唱する。本書は、後期清水社会学を代表する名著であり、新たな倫理学を思索し構築するための出発点である。

最初の感想を投稿しよう。