矢野隆

朝嵐 (単行本)

源八郎為朝。武士として生きるため、異常な弓の鍛錬を続けたこの男は、齢十二にして都の悪党達を支配。父によって送りこまれた九州を十七歳で平定し、「鎮西八郎」の異名とともに日ノ本を震撼させる。やがて巻き起こる天下を二分する保元の乱。為朝の前に立ちはだかるのは平清盛、そして唯一彼が恐れた兄・源義朝であった。常人には到達し得ない武の先に、男が見た景色とは―。

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