沖田円
きみに届け。はじまりの歌 (スターツ出版文庫)
進学校で部員6人のボランティア部に属する高2のカンナは、ある日、残り3ヶ月で廃部という告知を受ける。活動の最後に地元名物・七夕まつりのステージに立とうとバンドを結成する6人。昔からカンナの歌声の魅力を知る幼馴染みのロクは、カンナにボーカルとオリジナル曲の制作を任せる。高揚する心と、悩み葛藤する心...。自分らしく生きる意味が掴めず、親の跡を継いで医者になると決めていたカンナに、一度捨てた夢―歌への情熱がよみがえり...。沖田円渾身の書き下ろし感動作!