中野剛志

反・自由貿易論 (新潮新書)

「TPPが経済を救う」。そう信じて日本は交渉参加に乗り出した。自由貿易は常に強国にのみ有利に働き、残りの国は利益も雇用も奪われるだけなのに―。今や貿易交渉は現代の「侵略戦争」であり、超大国が主導する自由貿易協定は世界を縛る「究極の法」となる。『TPP亡国論』の著者が諸外国の事例、歴史的事実、最新の論文などを改めて検証。米国が扇動する自由化・グローバル化の虚妄をあぶりだした最終警告書。

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