北健一郎
なぜ日本人サイドバックが欧州で重宝されるのか (宝島社新書)
中田英寿や中村俊輔など、1990‐2000年代は中盤の選手が海外で活躍していた日本。しかしその状況がいま、大きく変わろうとしている。強豪インテルでレギュラーを張る長友佑都、古豪シャルケで躍動する内田篤人...。現代サッカーで最も重要なポジションであるサイドバックに、日本人選手の起用が目立つようになってきた。「なぜいま日本人サイドバックが欧州で評価されているのか?」―。ロンドン五輪でも活躍した徳永悠平による戦術的な分析から、海外移籍のパイオニア・奥寺康彦の証言、そして日本人選手のドイツ移籍に関わってきた代理人、トーマス・クロートへの取材を通して浮かび上がらせる。