藤沢周

箱崎ジャンクション (文春文庫)

コンクリートの壁に囲まれた渋滞の名所、箱崎ジャンクション。パニック性障害を隠しながら勤務するタクシードライバーは、ここに車を停め、精神安定剤を飲んでルームミラーに消えていく自分の後ろ姿を見つめる...。おそるべきスピードで壊れていく男が、胸苦しいほどリアルに描かれる。藤沢周の最高傑作。

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