篠田節子

第4の神話 (角川文庫)

芸大声楽科を卒業した美貌の人妻。理解ある夫、素敵な恋人、可愛い小供。すべてに恵まれた女性ベストセラー作家・夏木柚香が急逝した。だが、「私の作品は、五年しかもたない」という言葉を遺した彼女が美しい仮面の下に抱いていたのは―。彼女の評伝を書くことになった女性ライター、小山田万智子が柚香の本当の姿を抉り出す。女の心の闇底に潜む真実に迫る衝撃作。

最初の感想を投稿しよう。