草柳大蔵

ひとは生きてきたようにしか死なない (祥伝社新書)

人はいかにして「老い」や「死」と向き合うのか―。本書は、数多くの評論・エッセイを世に送り出してきた草柳大蔵氏が、その晩年に自らの老いと重ね合わせしたためたものである。市井に生きる無名の人間から友人、高僧、偉人まで。彼らの迷いや憂い、喜びや行動から、学ぶべきヒントを提供する。「老いも死も『生』の現象にほかならない」のであり、いかにして逝くかはいかに生きるかである。「人生のゴールが薄っすらと見えて」きた時、その指針となる名著を、ベストセラー『家族という病』『極上の孤独』などで知られる下重暁子氏の解説を添えて、堂々復刊。

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