光栄堯夫

三島由紀夫論

「存在の確証」を求めながら、二元論に引き裂かれて果てた作家の、人工的な生の軌跡が、今ふたたび浮上する。風俗や政治のレベルを越え、存在論の地平から照射させた、文学としての重厚な作家論。

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