沖田正午
陰聞き屋 十兵衛 (二見時代小説文庫)
仇の大名の奥方様から夫の秘密調べの陰依頼。事態は思わぬ展開へ! 江戸にも慣れた十兵衛と三人の仲間たちの、心とひとつにした仇討ち。きっと自分たちの手でと、準備万端整えるのだが!? 今度こそは!? 十兵衛たち悲願の仇討ちユーモアシリーズ第4弾 藩主の切腹から藩も改易、浪人となった菅生十兵衛、その昔の柳生十兵衛とも間違えられる風貌だったが、秘めた目的があった。江戸で「陰聞き屋」なるよろず悩み相談の仕事をしつつ、藩主の敵を討とうとしていたのだ。そんな中、ひょんなことから敵の奥方から、陰聞きの仕事が舞い込む。飛んで火に入るなんとやらで、絶好の仇討ちの機会に、気持ちも新たに悲願達成を目論むが。