笹生陽子

空色バトン

ある日突然おかんが死んだ。現役男子高校生のオレに、通夜の席に現れた三人組のおばさんたちが渡してきたのはおかん達が中学の時に作った漫画同人誌だった。25年前の同人誌が場所も時代も性別も超えて伝える、あの頃の輝き―。児童文学の旗手による、何気なくも大切な日々をつないだ青春連作短編集。

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