多和田葉子

ヒナギクのお茶の場合

緑の髪の舞台美術家と小説家のわたしの交友を描いてえもいわれぬ可笑しみを湛えた表題作、恋愛小説ぐるいの少女が“ボクトーキタン”を追体験する「所有者のパスワード」ほか全8篇。日本語小説の閾を見据えたスリリングな最新短篇集。

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