安田晶

扉の書 (講談社X文庫―ホワイトハート)

『扉の書』―それを読み解いた者は、永久に老いない肉体と、この世の記憶を失うことなく後の世へも更なる次の世へも自在に行ける。だが、七百年前盗み出されてからこれまで、解読はおろか、その留め金さえもびくともしたことがないのだ。現在の所有者・老魔術師キルムスが途方に暮れる中、彼の元へ若い女が訪ねてきた。「わたしと取引を」。謎解きの鍵を持ってきたと言うエリル。読めぬ文字、閉じた扉を巡る二人の怒涛の冒険が始まる。

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