柳広司

虎と月 (文春文庫)

父は虎になった。幼いぼくと母を残して。いつかは、ぼくも虎になるのだろうか...。父の変身の真相を探るため、少年は都へと旅に出た。行く先々で見聞きするすべてが謎解きの伏線。ラストの鮮やかなどんでん返し!中島敦の名作「山月記」を、大胆な解釈で生まれ変わらせた、新感覚ミステリ。

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