アンナガヴァルダ
トトの勇気 (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)
幸せな一年だった。マリー先生と、ものを作りつづけた一年。でも、ぼくは気がついてしまったんだ。とても簡単なことに。ぼくが興味を持てるのは、ぼくの手と、ぼくの手が作りだせたものだけだってこと。このときに、ぼくのその後の不幸が決定的になってしまったんだと思う。学校がだいきらいな13歳の少年、グレゴワールの奮闘記。
幸せな一年だった。マリー先生と、ものを作りつづけた一年。でも、ぼくは気がついてしまったんだ。とても簡単なことに。ぼくが興味を持てるのは、ぼくの手と、ぼくの手が作りだせたものだけだってこと。このときに、ぼくのその後の不幸が決定的になってしまったんだと思う。学校がだいきらいな13歳の少年、グレゴワールの奮闘記。