夫が遺した「8180」という数“符号”。夫人は失意のなかで未発表の詩集を見つけた。不可思議な数の意味を探しもとめ、ことばと思索の森へ―。一扁また一扁。「生」「老」「病」そして「死」の世界。すべては、明日をつなぐ存在のため、紡がれた日めくりの魂。探しもとめた答えは、追憶の彼方にその輪郭をあらわしてゆく。「こころ」に沁み入る珠玉のエッセイ&詩集。

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