片山恭一

その鳥は聖夜の前に

自分の人生を記録しようと、最期の準備を進めていた父。葬儀のあと、遺された資料から私ができることは、父と家族の物語を紡ぐことだった―激動の戦中、焦土からの再出発、そして結婚。趣味に生き、家族を困窮させた父がみせた、息子への無骨な愛の結末は?

最初の感想を投稿しよう。