森村誠一

喪失 (徳間文庫)

デカは畳の上で死ねなくても、正義の上で死ぬのだ...先輩の教えを体するように警視庁捜査一課の若手刑事が殉職した。コンビニ強盗に立ち向かい、店員を守っての死だった。その通夜の席に現れた美しい女。警察官の誇りのために死んだ男と謎めいた女の関係、そして浮かび上がる残酷な事件の真相とは(「後朝の通夜」)...“喪失”をテーマに描き抜いた切々たるミステリー集、初文庫化。

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