森村誠一

砂漠の駅(ステーション) (実業之日本社文庫)

人間の坩堝・新宿を通過はできても根は下ろせない―松本の骨董商と歌舞伎町スナックのママが同時に消えた。失職と空ろな家庭を補う唯一のオアシスとしてスナックに通う蒔田は、骨董商の娘と牛尾刑事と合流して二人の失踪を追求する。二つの事件は交わり、やがて驚くべき真相が明らかになる。一度限りの人生を殺した邪悪に立ち向かう運命のミステリー。

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