森村誠一

神より借りた砂漠 (ケイブンシャ文庫)

高校生の朝枝正吉はツーリングに出かけたまま行方不明となった。二週間後、丹沢山地の沼から発見された彼の遺体は、愛用のバイクに犬と一緒にくくりつけられ、胸には多数の散弾が打ち込まれていた。正吉の父で刑事の正敏は執念の捜査を続け犯人に肉薄するが、関係者が殺されたうえ、背後には京浜工業地帯をとりまく公害問題の影が...。傑作長篇社会派ミステリー。

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