島田荘司

三浦和義事件 (角川文庫)

昭和史に残る大事件、「ロス疑惑」。あの時代、善良なる日本人は「三浦和義が怪しい」と囁き合った。道徳的なる日本人は「彼が犯人だ」と断言した。正義感あふれる日本人は「彼を死刑にしろ」と喉を嗄らした。時は過ぎ、殆どの人々の関心が薄れてゆくなか、ミステリー界の鬼才が膨大な資料と取材をもとに、ある結論を提示した―。大反響を呼んだ著者渾身のノンフィクション・ノベル、待望の文庫化。

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