福永武彦

福永武彦戦後日記

妻と幼子との帯広での疎開生活から、作家として立つ道を探してひとり東京へ―。だが容易にはかなわず、結核は再発し、先の見えない不安から、詩人でもある妻は、精神的に追い詰められてゆく。終戦まもない1945年9月1日から47年7月31日まで、断続的に、きわめて克明に綴られた、作家・福永武彦誕生の記録。

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