アガサ・クリスティー

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる......女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。

最初の感想を投稿しよう。