ライマン・フランク・ボーム

オズのオズマ姫 (ハヤカワ文庫 NV 107)

ヘンリーおじさんと二人で船旅に出たドロシーは、激しい嵐に巻きこまれ漂流してしまった。そして、たどり着いたのは見知らぬ国。言葉を話すめんどりビリーナ、ぜんまいじかけの機械人間チクタクと仲間になったドロシーは、流れ着いたこの国が「エヴの国」だと知る。かつては王に治められていたエヴの国。しかし、国王が死んでしまった後、地下世界に君臨する妖精ノームの王が、残されたエヴの王妃や子どもたちをとらえたため、今では国を治める人がいなくなり無法地帯となっていた。おまけにノーム王は、魔法で王家の人々を置物にかえてしまったという。ドロシーと仲間たちは、王家の人々を救い出すため、危険な地下の世界へ降り立つが、そこには数々の罠が待ち受けていた。魔法の国で繰り広げられるふしぎな冒険を描いた、シリーズ第3弾。

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