カルヴィーノ

まっぷたつの子爵 (岩波文庫)

ぼくの叔父さんテッラルバのメダルド子爵は、トルコ軍の大砲の前に、剣を抜いて立ちはだかり、左右まっぷたつに吹き飛ばされた。奇跡的に助かった子爵の右半身と左半身はそれぞれ極端な“悪”と“善”となって故郷に帰り、幸せに暮らす人びとの生活をひっくりかえす―。イタリアの国民的作家カルヴィーノによる、傑作メルヘン。

最初の感想を投稿しよう。