柄刀一

3000年の密室 (光文社文庫)

密室と化した洞窟で発見された片腕のミイラは、3000年前の“殺人事件”の被害者だった。しかも腕は明らかに死後に切断されていた。内側から閉ざされた洞窟で、いったい犯人はどうやって消え失せたのか?なぜ死体の腕を切り落としたのか?一方、多くの謎を持ったミイラの調査がすすめられるなか、発見者の一人が「奇妙な状態で」死んだ。現場には本人の足跡しかなく、自殺にしか見えない状況だったのだが...。はるか過去の殺人と現代の死、時空を超えて開かれた密室の彼方には、いったい何が見えたのか―新鋭が放つ渾身の書き下ろし本格長編ミステリ。

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