吉本隆明,梅原猛,中沢新一

日本人は思想したか

縄文人と弥生人、反目から共存への図式。「あいだ」の表現としての歌。城壁なき律令国家の誕生。仏教変容の宇宙的規模。「近代の超克」は、更なる超克へ...。極東のこの島国で連綿と演じられてきた精神のドラマ。その独自性と真価を、広く世界をも見すえつつ徹底検証する。常に時代と切りむすんできた三知性が集い、火花を散らした全記録。五つの鼎談が今、価値大転換期の混迷を照らす。

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