市川拓司

こんなにも優しい、世界の終わりかた (小学館文庫)

どうやら世界は本当に終わりを迎えるらしい―。突然、世界が鉛色の厚い雲に覆われた。空から青い光が注がれた町は、人も獣も鳥も木も、なにもかもが動きを止めてしまう。ぼくは、離れ離れになってしまった雪乃に会うため、危険な旅に出る。十年前、鉄塔の下で出会った彼女と初めて見た夕焼けを思い出しながら...。『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』と、立て続けに爆発的ベストセラーを発表してきた市川拓司が、震災後久々に書き下ろした傑作恋愛小説、待望の文庫版!

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