栗本薫

魔界水滸伝 (15) (P+D BOOKS)

第1部「魔界誕生篇」が遂に完結! 「運命の、その日。 はるか地球の上空、成層圏をもつきぬけた絶対零度の宇宙空間に、歴史はじまって以来かもしれぬ、何か途方もなく巨大な二つのものがあらわれた」(冒頭の一節より) 成層圏上での巨大なエネルギー体同士の激突は、地球大気圏に異変の波動を及ぼし、空は灼かれ、地は引き裂かれ、そして、ついに人類の世紀は終焉を迎えるのだった。 だが、その一方で、太平洋の深海5000メートルでは、安西雄介ひきいる潜水空母アークに搭乗した約400名の「地球軍」が息を潜めて起死回生を目論んでいた。 地球を侵略しようとするクトゥルーの神々と、それを阻止しようとする神州・日本を中心とする地球古来の神々との闘い。そして、神々の圧倒的な力の前に滅びゆこうとする人類の危機を描いた大河小説の第11弾。第1部「魔界誕生編」が、遂に完結の時を迎える。

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