石井睦美
皿と紙ひこうき (講談社文庫)
陶芸家の小さな集落で育った高校一年生・由香の日常は、“かっこいい転校生がやってくる”という噂で急に騒がしくなる。だが、東京から来た転校生の卓也は、いつまでも周囲と距離をとり続けていた。由香が、卓也と初めて言葉を交わした頃、学校で血まみれのうさぎが見つかる。心の底に埋もれた甘苦い“あの頃”の物語。第51回日本児童文学者協会賞受賞作。
陶芸家の小さな集落で育った高校一年生・由香の日常は、“かっこいい転校生がやってくる”という噂で急に騒がしくなる。だが、東京から来た転校生の卓也は、いつまでも周囲と距離をとり続けていた。由香が、卓也と初めて言葉を交わした頃、学校で血まみれのうさぎが見つかる。心の底に埋もれた甘苦い“あの頃”の物語。第51回日本児童文学者協会賞受賞作。