宮田由紀夫
暴走するアメリカ大学スポーツの経済学
アメフトはじめアメリカ大学スポーツの過熱化は、優秀選手への便宜供与等、不正・腐敗を生み続け、さらに、不正行為根絶を目指し設立された全米大学体育協会(NCAA)自体が、試合のTV放映権独占等、巨大な営利企業と化し、今や激しく批判を浴びている。本書は、これら事態の全てを鮮烈に描き出すと共に、暴走の根本原因・「スポーツでの活躍は大学に利益をもたらす」という、日本でも流布している幻想に経済学的分析のメスを入れた、わが国初の貴重な労作である。
アメフトはじめアメリカ大学スポーツの過熱化は、優秀選手への便宜供与等、不正・腐敗を生み続け、さらに、不正行為根絶を目指し設立された全米大学体育協会(NCAA)自体が、試合のTV放映権独占等、巨大な営利企業と化し、今や激しく批判を浴びている。本書は、これら事態の全てを鮮烈に描き出すと共に、暴走の根本原因・「スポーツでの活躍は大学に利益をもたらす」という、日本でも流布している幻想に経済学的分析のメスを入れた、わが国初の貴重な労作である。