中脇初枝

稲荷の家

「あたしの家、幸せにしてくれる?」北鎌倉の旧家に、末娘が連れてきた占い師。あやしい闖入者により、ばらばらだった家族の正月が、思いがけない方向に―17歳にして「魚のように」で坊っちゃん文学賞大賞受賞、全選考委員の絶賛を浴びたみずみずしい才能が放つ、受賞第一作。

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