芦原すなお

松ケ枝町サーガ (文春文庫)

1958年秋。西鉄ライオンズが日本シリーズで優勝し、ぼくは十歳になった―四国の町で暮らす野球少年ツーちゃん。腕のいい建具職人だが博打好きの父親、まめまめしく働く母親、そして高校生の姉に囲まれて、練習と遊びに明け暮れる一年。駄菓子屋、初恋、書き初め。“理想の少年時代”を描き出す連作集。

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